英文字ではIOC。「INTERNATIONAL OLYMPIC COMMITTEE」の略で、「国際オリンピック委員会」のこと。言わずと知れた、オリンピック全部を統括しているところだ。自転車レースは、オリンピックの第1回目から開催されている大変歴史のあるスポーツなのだ。
ここでは、オリンピックのロードレースに参加する選手にちょっと目を向けてみよう。
オリンピックのレースはご存知のとおり国別で戦う。これは世界選手権と同じなのだけれど、開催時期はけっこう離れる。実はその事で、このレースのチームを編成するにあたっては、それぞれの国の監督にとっては少し頭の痛い問題かもしれない。
オリンピックの開催は8月中旬。対する世界選手権は大体10月半ば。例えば、ある選手が世界選に照準を合わせてコンディショニングをしていた場合、もしその選手が本命視されるほどの有力選手であったとしても、このレースで勝てるかどうかは判断が難しい。なぜかと言うと、選手が、俗に「絶好調」と言われる体調を維持できるのは、長くても1ヶ月半くらいだから。
世界のトップレベルで活躍している選手といえども、ステージレースにも参加していることを考えると、通常、オリンピックと世界選手権を同時には視野に入れていないだろう。人間の体はベストコンディションが2ヶ月も続かないし、ステージレースで最も注目されるツールドフランスが終了するのは7月後半だから、このレースに参加して死力を尽くしている選手は、オリンピックでの好成績はさらに難しくなる。
主観的だけど、常に世界最高峰の舞台で戦っている彼らには、オリンピックのレースは特別なものには写っていないかもしれない。これは、以前はプロ選手として活動していた彼らが、当時はこのレースを走る機会が無かったことに起因しているのかもしれない。でも、やはり主観的な見方。スポーツで生計が成り立っている他のスポーツ分野を見ても同様な気はするけど。

